FXにおけるレンジ取引

FXは為替相場の変動を利用して、ある通貨が安くなったときに買い、高くなったら売るという操作で差益を獲得することを目指したものといえます。そのため、相対的に安いと考えられる水準はいくらなのか、あるいは高いと考えられる水準はいくらかといったことが適切にわかっていなければ、収益を上げることは望めません。FXのチャートを見てみると、ときには一定の上下の価格帯のなかで、ちょうど山と谷を描くような値動きを繰り返している場面に出会うことがあります。これがFXの世界ではレンジとよばれているもので、このレンジの幅がある程度決まっていれば、レンジの下限で買いの注文を出しておき、レンジの上限になったら売り注文を執行するようにしていれば、それなりの収益を得られることになります。

レンジの価格帯があまりに狭すぎる場合には成功しませんが、ある程度の値幅がある場合、この方法であれば、確実に利益を得ることができるため、トライする価値はあるといえます。ただし、気をつけなければならないのは、レンジが永遠に続くものではなく、いずれは上昇か、下落か、どちらかの方向にブレイクする可能性があるということです。もしも利益を大きくしようとするあまりに、レンジの幅いっぱいに売買の注文のポイントを置いていた場合には、突然値動きが反転してしまって、想定外の損失を抱えてしまうといった事態になることがありますので、ほどほどで利益を確定するとともに、損切りのラインも明確にしておくべきといえます。

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